マイケルのブログ

大手上場企業で働く人間の考え事

チェーン店と個人店

つい最近、静岡の実家に帰った時に、いつも行っていた町の食堂が2,3軒無くなっているのに気付いた。

 

店主の高齢化が進み、後継ぎがいないそうだ。

 

そんな感じで味のある町の食堂が、全国でも少なくなっているに違いない。

しかしそんな中でも、個人店や町の食堂が根強い人気をもち、愛される理由は2つあると思う。

 

1つ目の理由は、バラつきの無さだ。

一見すると、チェーン店の方がマニュアル化されていてバラつきが無さそうに思うけど、多くのチェーン店では、接客するのも調理するのもアルバイトだったりする。

だから日によって人によって接客が違うし、料理の出来栄えも、料理の提供時間も若干違ったりする。

接客が合わない店員がいたり、盛り付けが雑だったり、提供にめっちゃ時間がかかったり。

ところが、個人店は大体いつも同じ人が接客してくれて、同じ人が調理してくれて、いつも同じくらいの待ち時間で料理が運ばれてくることが多い。

バラつきが少ない分、なんだか安心して食事ができるのだ。

 

2つ目の理由は、誰にお金を払いたいかだ。

チェーン店だと誰にお金を払っているかわからない。

もちろん店に払っているんだけど、別に店主に払っている感覚もないし、なんかお金の流れが見えにくい。

個人店だと明確に店主に向けてお金を払える。

なんなら店主の顔を見て、お互いに会釈なんかしながら。

お金は明確に店主のもとへ流れ、自分はこの店の為にお金を使ったんだとはっきり思える。

自分の払った食事代が見えないどこかへ流れていく所よりも、どこへ流れるか見える方へお金を使いたいと思うのが人情だ。

 

 

そんな感じで、チェーン店と個人店の違いと、個人店が根強い人気を持ち続ける理由を考えてみた。

もちろん味も値段も良いのは確かなんだが。