自分への問い
将来何がしたいの?って誰かに質問するとき、大抵それは自分に向けた質問な気がする。
それを面接官が聞くこともあるだろう。
上司が聞くこともあるだろう。
友人が聞くこともあるだろう。
自分でもわからないからこそ、あえて相手に質問してそのヒントを得ようとしてるんじゃないかと、そう思うのである。
だって自分の目標や夢がしっかり描けていれば、そんな質問はしないと思うからだ。
少なくとも自分はそうだ。
もちろん相手への純粋な興味関心から質問することもあるかもしれない。
でも多くの人が気にするのは他人の人生ではなく、自分の人生だ。
自分の人生で精一杯になれば、他人の人生のことは気にならないのが普通だと思う。
そしてこの手の未来形の質問には大体当てはまる気もする。
どんな車に乗りたいの?とか、
どこに住みたいの?とか、
なにしてるときが一番楽しいの?とか、
色々ある。
純粋な気持ちで聞いている人もいると思うが、実は無意識に自分に向けた質問になっている人も相当数いるのではないだろうか。
それは全て自分で選べる自由な世の中になったからこそ、逆にどうすればいいかわからない人も多くなったことの表れなのである。